市販薬もあるが

医者

漢方専門医による処方

精神障害にも色々と効果があると言われている抑肝散には市販薬もありますが、健康保険の対象にならないので、医療機関で処方してもらうほうが薬代を抑えられる可能性が高いです。それから、同じ製薬会社が製造した抑肝散であれば成分は市販薬も処方薬も変わらないものの、どんな人が飲んでも安全なように市販薬は服用量が少ない場合があります。漢方薬は副作用がなくて安全であるという印象を持つ人もいますが、そんなことはありません。抑肝散の副作用は発疹や眠気、悪心などで、もっと重篤な症状が起きる可能性もゼロではないです。薬である以上、注意して飲む必要があります。特に初めて抑肝散を服用する場合、処方薬が安心かもしれません。抑肝散には、ヒステリー気味の精神症状を抑える作用があります。統合失調症やうつ病などで興奮やイラつきなどの精神症状が見られる患者に対して、向精神病薬と併せて処方するのが一般的です。西洋薬では足りないところを漢方薬で補うという使い方になっているのが分かります。元々自費診療で購入せざるを得なかった漢方薬は保険が適用されるようになり、多くの医療機関で扱っています。しかし、ほとんどの医師は東洋医学に精通しているわけではありません。本来、漢方薬は一人一人に合わせて調合する薬で、処方するのは漢方専門医です。漢方専門医は西洋医学の専門医でありながら、漢方医学も習得した医師のことです。西洋医学における精神障害の診察は問診を中心に、場合によっては血液検査や脳画像検査などを行います。それに対して東洋医学では望診や問診、聞診を行い、さらには舌診や脈診、腹診を実施し、患者を隅まで調べます。患者の状態を理解した上で、適する漢方薬が処方されるのです。処方してもらった抑肝散に効果を感じなかったために調べてみたところ、適量の半分しか服用していなかったことが分かり、倍の量を服用したら症状がみるみる良くなったという事例もあります。処方された抑肝散の効果がいまいちの場合は、漢方専門医がいる医療機関にセカンドオピニオンを求めるのも一つの方法です。また、始めから抑肝散の処方を求める場合は、漢方専門医が在籍する医療機関を受診すると早いです。